タバコやお酒などの嗜好品をやめる

タバコやお酒などの嗜好品を好む人は多い。

しかしこれら嗜好品…特にタバコとお酒が身体に良くない事は誰でも知っていると思いますが、実はこれらは身体のみならず、心の病にも悪影響を与えます。

特にタバコとお酒は依存性が強く、アルコール依存症の方であればそもそもお酒自体が病気の原因になっているわけで、これを安易に「やめろ」と言っても難しいと思いますし、ニコチン中毒という言葉があるタバコも同様でしょう。

お酒などに含まれるアルコールはうつ病を悪化させるといわれて久しいですし、タバコを吸っている方はうつ病などに代表される心の病が悪化、もしくは心の病に冒される可能性が高まる事は様々な研究結果から間違いありません。

ニコチンやアルコールはセロトニンやドーパミンの放出させるという、脳内伝達物質一種の抗不安薬的な効果がありますが、これにより自力でこれら脳内伝達物質を放出する能力が衰え、結果心の病になりやすくなったり悪化させたりしてしまいます。

また、これらとは逆の考え方もあって、タバコやお酒が心の病を引き起こすのではなく、精神的に不安定な人が好んで喫煙や飲酒をするから、結果喫煙や飲酒を行う方の心の病の罹患率が高まる…という見方もあります。

どちらにせよ、タバコやお酒が心の病を悪化させる要因である事に疑いようはなく、本気で病気を治したいのであれば、いきなりタバコやお酒を断絶するのは難しいにしても、徐々に量を減らしていく事をおすすめします。

実際に私もタバコをやめて症状が改善されました。

「精神的に不安定だから、ストレスが多いから、タバコやお酒で落ち着かせている」

こう感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、「喫煙や飲酒をすれば落ち着く」のではなく、「喫煙や飲酒をしていない状態が落ち着かない」であり、そこには多大なストレスが発生している事を忘れないで下さい。

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