私の心の病対処法:禁煙する

当サイトの「自力で出来る対処法」の項目の中の「タバコやお酒などの嗜好品をやめる」という記事でも禁煙について言及していますが、私の場合これとはちょっと事情が違うので、似たような内容ながら載せておきます。

タバコを吸うと吐き気や頭痛がする事がある。

タバコを吸うと喉や胃が刺激されたり、ニコチンの中毒性などによって吐き気をもよおす事や、血管の収縮によって脳の血流が悪くなり頭痛を引き起こす事は知られた話です。

私はピーク時に1日1箱半ほど吸っておりましたが、金銭的、身体的な事を考えて30歳くらいから徐々に本数を減らしていました。

その頃からタバコを吸うと「どうも喉がスッキリしない」「なんとなく吐き気がする」という事が多くなり、他のページでも書いているように喉への刺激に弱い事やタバコの臭さも相まってひどい時は「オエッ」とえずく事もありました。

そういう事が繰り返されると、徐々に「タバコを吸うと吐き気がするのでは…」という一種の予期不安が発生し、吸う前から何やらモヤモヤするようになってしまい、そんな状態でタバコを吸っても美味しいわけもなく、「ああ、やっぱり気持ち悪くなったな…」となる事多数。

こういった事もあって、普段ならどうって事ない外出もタバコを吸ってから出かけると吐き気が出てくる事が多くなり、「外出=吐き気」という予期不安が生まれ、行動範囲を狭める結果になってしまいました。

それ以前からタバコを吸うと頭痛が起きたり酷くなったりというのは実感していた事なので、「タバコ=吐き気」という繋がりが出来上がってしまった以上、タバコは吐き気を頻繁に引き起こし、社会不安障害や嘔吐恐怖持ちの人間には死活問題と考えるようになり、それ以降すっぱりと禁煙しました。

禁煙してからはタバコを起因とする吐き気は無くなりましたから症状は改善に向かい、「嘔吐恐怖などの吐き気に関する心の病を持つ人間とタバコの相性は最悪」と実感すると共に、心の病を患っている方の一部はタバコによって引き起こされた、もしくはタバコによって悪化しているのだろうなと感じます。

冒頭に紹介した「タバコやお酒などの嗜好品をやめる」の記事では、喫煙によるセロトニンやドーパミンといった脳内伝達物質の影響で心の病に悪影響がある事に言及していますが、そんな難しい事以前に「喉への刺激」「胃への刺激」「臭い」といった分かりやすい理由で心の病を悪化させる事もあります。

タバコが「百害あって一利なし」というのは喫煙者、非喫煙者問わず分かっている事だと思いますが、こういったところにも影響があるものだと知っておいてください。

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