統合失調症の治療法 「薬物療法」
現在、統合失調症治療の最たるものは薬物療法です。
統合失調症は発病率が1%と高い事もあって患者数も多く、故に研究開発も盛んに行われており、病気により有効な新薬もどんどん開発されております。
現在の薬の主流はドーパミンの働きに作用するもので、「幻聴」や「妄想」といった陽性症状に作用し、ドーパミンの働きを抑制する「従来型抗精神病薬」と、ドーパミン以外のセロトニンなどといった脳内神経伝達物質にも作用し、陰性症状にも効果を示す「新規抗精神病薬」があり、症状によって使い分けます。
主な統合失調症の治療薬は以下の通り↓
統合失調症は薬物療法がメインの治療法になりますから、どうしても投薬が必要になりますが、そうなると心配になるのが「副作用」です。
薬の種類によっても副作用は異なりますが、抗精神病薬の主な副作用を挙げます↓
■口が渇く
■便秘、尿が出にくい
■手足、顎、舌などがこわばって動作がぎこちなくなる
■手や体のふるえ
■からだが落ち着かない、じっと座っていられない。そわそわする
■性欲の減退
■無月経、月経不順
■体重の増加
■高血糖
これを見るとちょっと恐くなるかもしれまんせんが、どんな薬でも必ず副作用はありますし、多くの場合は副作用をずっと上回るメリットがあります。
薬物療法は統合失調症治療において極めて重要となりますから、少しでも早く症状を抑えるためにも、出来るだけ早く病院に行くようにしましょう。
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