心の病でも通院を最優先させる
心の病は他の病気に比べ病院での診断が遅れがちです。
「心の病は自分が弱いから」
「精神科や心療内科に行くのは抵抗がある」
「病気とは思っていなかった」
…など、理由は様々ですが、子供の頃に病気を発症したにも関わらず、大人になるまで一度も病院に行かなかったというケースはザラですし、いまだに病院に行っていない方も多いと思われます。
しかし、うつ病やパニック障害をはじめとした心の病、精神疾患は病院で処方される抗うつ薬や抗不安薬(精神安定剤)でかなりの改善が期待できますし、なにより「れっきとした病気である」と認識する事に大きな意味があります。
病名がハッキリすれば対処の仕方も見えてきますし、病院でアドバイスももらえるでしょう。
精神科や心療内科に抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、実際に行ってみれば他の科や病院と何も変わらないですし、完全予約制の病院だと数ヶ月待ちだったりするほど、現在は多くの方が普通にかかっています。
それだけにカウンセリングのようなものは期待できず、病気を診断して薬が処方され、ちょっとしたアドバイスを貰うに留まると思いますが、薬物療法は大きな効果を期待できる治療法なので、心の病気が疑われるのであれば通院を最優先させるべきです。
今このサイトを見ているのがご本人ではなく家族の方であれば、可能な限りすぐにでも精神科や心療内科に受診させて下さい。
はじめに書いたとおり、心の病はとにかく通院が遅れがちなのですが、勇気を振り絞って病院に行ってみると、多くの方は「どうって事なかった」「もっと早く受診すればよかった」と感じる事でしょう。
まずは正式な病名を知り、適切な薬を処方してもらう事が重要になります。
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