禁煙する理由と様々なメリット
ニコチン依存症の治療は詰まるところ「タバコを止めればよい」訳ですが、「依存症」というからには事はそう簡単には行きません。
喫煙者のほとんどの方は「経済的」「健康面」「時間的」をはじめとした様々な面でタバコが「百害あって一利なし」という事は理解しておりますが、目先だけで見れば1箱400円程度(2013年7月現在)というのは大人にとって大した額ではありませんし、目に見えて身体に悪影響がある訳でもありませんし、喫煙という無駄な時間も喫煙者にしてみれば「リラックスタイム」でもあり、また「アルコール依存症」のように日常生活や家庭を崩壊する危険性もない事から、「止めたほうが良い」と分かっていながらもついダラダラと続けてしまうのがタバコの恐いところです。
しかしこれは目先の話であって、1箱400円も1日に1箱吸っていれば月12,000円もかかり、年間にして144,000円と結構な額になりますし、健康面では目に見えなくても確実に身体を蝕み、喫煙者は非喫煙者に比べ平均寿命が10年ほど短くなるともいわれています。
時間面の観点で実際に私の経験談を申しますと、今までちょくちょく取っていた「タバコ休憩」という名の無駄な時間が無くなる分明確に仕事ははかどり、8時間の勤務時間で1時間おきにタバコを吸い、一本に5分かかるとしたら「8本×5分=40分」と結構な時間になります。
仕事をしながらタバコを吸うのであればまた別かもしれませんが、今時どこの社内でも事務所でも禁煙が当たり前ですから、そうもいかないでしょう。
そしてもうひとつ、結構大きいのが「人の評価」です。
男女関係で言えば男女に関わらず恋人の喫煙を喜ぶ人はほとんどいませんし、「タバコ吸う人は無理」という方も多く、歩きタバコをしようものなら回りから白い目で見られ、狭い喫煙所に群がって吸っている光景はある種の哀愁すら感じます。
まあこの辺は人の目を気にしなければ問題ない事でもありますが、最近は「時間的な効率の悪さ」や「勤務時間にタバコ休憩を取る喫煙者と取らない非喫煙者の不平等」「企業イメージ」などといった理由から「喫煙者不採用」の企業もジワリと増えてきており、ますます喫煙者の肩身が狭くなる事はあっても喫煙者に配慮した世の中になる事はありません。
そもそも喫煙者は口も臭いし服などに染み付いたタバコ臭も臭い。
上で「喫煙は徐々に身体を蝕む」と書きましたが、私の経験上タバコを止めたら喘息が治りましたし偏頭痛も少なくなり、漠然とした吐き気も無くなったりと、タバコを止めてすぐに実感できる事も多々あります。
タバコを止めるにはニコチン欠乏や習慣からくる目先の「タバコを吸いたい」という欲求を抑える必要があり、これには長期的な視点を常に忘れない事が重要になります。
将来の健康被害はもちろん、「タバコを止めれば浮いたお金でアレが買える」といったものでも構いませんし、これからタバコ嫌いの方と接近できるチャンスも生まれるかもしれません。
当サイトを見ている方は少なからず「禁煙したい」と思っている方だと思いますから、これらの事を心に刻み禁煙にチャレンジしてみませんか?
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