摂食障害

　　はじめに

摂食障害はその名の通り食に関する障害で、精神疾患のひとつです。

主に食事を極端に避ける「拒食症」と、逆に異常な量の食事をしてしまう「過食症」の2つからなり、これらは相反するもののようなイメージがありますが、その原因は体型や体重への異常な執着によるものです。

普通の人であれば、男女問わず多くの方は普通体型～スレンダーな体型を維持、もしくはそうなりたいと思うもの。

ですから、その体型を維持、目標とし出来る範囲、常識的な範囲で食事量を調整したり運動を取り入れたりするものですが、その「出来る範囲」「常識的な範囲」を逸脱して極端な食事制限や、過食後の下剤や嘔吐に走ってしまうのが摂食障害の特徴です。

多くの場合はダイエットや痩せる事への異常なこだわり、それらから生み出される強迫観念が原因の摂食障害ですが、中には職場や人間関係などによる極度のストレスにより過食症になってしまうケースも。

このように摂食障害は心に抱える大きな闇や傷が原因となっていますので、安易に「食事量をコントロールすればいい」とはいかず、治療には繊細さと慎重さが求められます。

一方で拒食症などでは生命にも危険が及びますし、それ以外にも様々な身体の異常をきたしますから、出来るだけ早い治療が望まれます。

ここでは摂食障害の原因や治療方法など様々な情報を掲載していきますので、治療や診断の参考にして頂けれと思います。