統合失調症(精神分裂病)の治療法
幻聴や妄想といった症状に苦しめられる統合失調症。
酷くなれば日常生活にも大きな影響を与える事から、出来る限り早く治療を始めたいところですが、では統合失調症の治療はどういったものがあるのでしょうか?
統合失調症はうつ病やパニック障害同様「心の病」とされていますが、認知行動療法が重要となってくるパニック障害や社会不安障害などに比べ統合失調症は薬物療法の比重が大きくなっています。
多くはドーパミンなどの神経伝達物質に作用するもので、それにデパスやレキソタンなどの抗不安薬を組み合わせる場合もあります。
では統合失調症の治療は薬のみに頼らなければならないのでしょうか?
かつては統合失調症に認知行動療法や精神療法は禁忌とされていた事もあったようですが、現在はその考え方も変わってきていて、認知行動療法的な治療や精神科リハビリテーションと称した社会生活技能訓練(SST)なども行われています。
統合失調症の原因は、脳内の神経伝達物質の過剰などといったものから生活環境や遺伝、ストレスなど多くの要因が絡んでおり、主流となっている薬物療法では神経伝達物質のコントロールは出来ますが、それ以外の要素に働きかけるには、やはり別の治療法が必要になってくるのは当然といえます。
次のページから薬物療法と認知行動療法や精神科リハビリテーションといった治療法を取り上げていきます。
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