適応障害の主な症状
適応障害の原因は「ストレス」と明確ですが、現れる症状は精神面や情緒面のものから身体的なもの、行動面のものと人により様々です。
主なものは以下の通り↓
■情緒的な症状
○不安、抑うつ状態、怒り、焦燥、イライラ
■身体症状
○吐き気、頭痛、倦怠感、めまい、腹痛、不眠
■問題行動
○無断欠勤や欠席、暴飲暴食、喧嘩、虚言
これら症状を引き起こす病は多く存在する事から、「適応障害はこの症状」というものはなく、身体症状からはじめは内科に受診し、原因が分からず最終的に心療内科などに回され、やっと病気が発覚する…といった例も少なくありません。
情緒的な症状もうつ病などといった他の精神疾患に共通するものが多く、正しく適応障害と診断されない場合もあります。
他の疾患と適応障害の大きな違いは「原因のストレスを感じない場面では症状が緩和する」という点で、職場にストレスの原因がある場合、休日には主な症状が出ず、仕事を意識しだす日曜日の夕方頃から再び症状が出始める…といった事も多いのです。
適応障害は無断欠勤などの職務怠慢といったものから、「約束を破るようになる」「うそをつく」といったような対人関係に悪影響を及ぼすような行動を起こす場合もあり、それが原因で正常な社会生活を送る事がさらに困難になる「悪循環」に陥る場合もあります。
最悪の場合、社会生活を拒絶し引きこもりになってしまう事もありますので、今ご自分もしくはご家族の症状にストレスとの結びつきを少しでも感じたら、一度心療内科や精神科に受診してみて下さい。
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